水道管凍結防止の強い味方、水抜栓について

2021年02月01日

今シーズンの冬は12月からも雪が多く降り、年が明け1月に入ると

ウン十年ぶりの大寒波がやってきました。

ニュースでも水道管の凍結に気を付けるようアナウンスが

あったのも記憶に新しいと思います。

 

東北に長く在住されている方はご存知の方が多いと思いますが、

建物には水抜栓が付いています。

この寒波によって、水道管の凍結対策として使われる方も

多かったのではないでしょうか?

 

水抜栓は一般住宅だけでなく、共同住宅にも付いています。

手動の水抜栓や電動の水抜栓などの種類がございます。

 

 

■手動水抜栓

水抜栓 手動
水抜イラスト

左の写真は、玄関やキッチン脇の壁面に付いているバルブです。

右図イラストのように、栓を回して屋外の元栓を締める仕組みとなっております。

 

 

 

■電動水抜栓

水抜2
操作盤

こちらは電動水抜栓の写真です。

左の写真が室内(主にトイレ壁面)に設置しているパネルで、

右図イラストが屋外の水量器の隣に埋設している駆動部となります。

パネルのボタンで通水と水抜きを行えます。

 

 

 

水抜栓は、冬期以外では使用することのない設備のため、故障に気づきにくいです。

そのため、電動タイプの水抜栓のパネル操作をしたら、作動しない・水が抜けた後に

戻らなくなった等の故障の連絡が先日の大寒波の際に多く入りました。

また、手動タイプの水抜栓も錆びて回せない、動かないというご連絡も多くありました。

 

水抜できなかったがゆえに、実際に水道管が凍結してしまったとの連絡も入ってしまいました。

 

故障のご連絡が入ったお部屋に関しては、オーナー様にご報告し、

迅速に交換対応させていただいておりますが、これからまた寒波がやってきて、

ご入居者様から水抜栓の不具合や水道管凍結のご連絡が入る可能性がございます。

 

また、4月入居のお部屋も増えてまいりますので、現在空室のお部屋の水抜栓も点検し、

場合によっては修理・交換等対応していかなければなりません。

 

オーナー様には引き続きのご協力をいただき、

この冬をご入居者様に快適に生活していただけるよう

尽力して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。